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新しい町 II

 そんな北本にもいいところはある。早くもそんなところを見つけられたのは幸せかもしれない。

 JR高崎線に乗って、大宮から4駅先の桶川を発車し、加速しきった辺りから急に雑木林が増えるのに気づく。この雑木林の多さこそが、北本の最大の特徴かもしれない。
 地元の人に言わせれば、これでもずいぶん林が減ったそうだ。宅地開発らしいが、確かにJR沿線の林もずいぶん淋しくなった。
 北本という小さな町は、西端を南北に流れる荒川周辺以外はほとんど起伏がない。しかし、点在する、でもしっかり深い森となってる雑木林が土地にメリハリを与えてくれている。

 今日は珍しく近所に歩いて出かけたついでに、その先にあった雑木林に足を延ばしてみた。そこはJR沿線の、遊歩道など、やや整備の進んだところ。
 どんな木々で構成されているのか確認する前に、道にたくさん落ちてるドングリに気づいた。台風の大雨(こちらでは風が吹かなかった)で叩き落されたのだろう。ドングリは数だけでなく種類も多く、整備前からそこに植わっていたらしい。
 子供の頃、下校時の通学路で、できるだけ艶やかでふっくっらしたドングリを集めようと夢中になって探した頃を思い出した。そんな程度の良いドングリが簡単に手に入り、ちょっと得した気分。

 駅までさほど遠くないのに、この辺りには畑が多い。そんな畑で今いちばん目立ってるのは、本来は目立たないはずのソバの花。北本は、名産とまでは言えないだろうけど、ソバの産地らしい。
 鉄道沿線には田んぼもある。居心地がいい。

 北本にはもう一つの特徴として、とある新興宗教の総本山がある。新居はその施設の集中しているところにあり、契約するまではその団体のことをずいぶん調べた。
 結局、ネットではこれといったマイナス情報を見つけられず、地元の人の口からは良いとも悪いとも意見はなく、あるいは聞けず、自分で乗り込んで行った。会えた相手はおじいちゃんと言える年代の人ばかりだったこともあるけど、いやな雰囲気は感じられなかった。
 いちばん近所にある施設は、北本でもいちばん深い森、樹齢も高く背も高い密林、でも地面はよく掃除され整備された広い森の中にある。一般人も通行可。そして、普段は全く使われていない広大な砂利の駐車場。それに、これまた普段は使われない、広大な駐車場付きのグランド。これらのおかげで、昼も夜もとても静か。緑の多さにも一役買っている。

 今日は、年に数度、全国から信者が集まってくる会というか祭だったらしい。それら広大な駐車場が唯一使われるような機会だからと警戒したが、スピーカーを通した声で盛り上げているのが聞こえているだけで大した影響もなし。駐車場も半分以上埋まっているところはなかった。
 しかし数日前から大人数で掃除してたり、たくさんの提灯で囲まれたりして、まるで町を上げてのお祭気分。駅のホームにも提灯が下がったらしい。
 我が家の入り口のドアを開けると、団体の密林の向こうにはアドバルーンまで揚がってる。団体の創始者は北本出身らしいが、まるでその団体のためにこの町があるようだった。a0010814_14573488.jpga0010814_14574652.jpg
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by Hiko_23 | 2004-10-10 23:59 | 日記