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揺れるアパート

 我が家は築15年?の木造アパート。バブルな頃に建てられたためか造りがちゃちくて、サイタマの厳しい気候を居ながらにして体験できる。(^_^;)
 でも、東南西向きだし、隣は庭(と言うか花の多い畑)、広いMy駐車場に隣接、二階のこの部屋からは富士山も見える・・・住み始めてもうすぐ4年、そこそこ気に入ってました。
 ただし、斜め下になる駅前通りに面した一階部分は小さな店舗。立地の良さの割りに入れ替わりが激しく、これまで携帯→手芸用品→定食-途中から焼肉でした。引っ越した携帯屋以外は、どれも1年もたなかった。

 ところが、居心地の良さがいっぺんに吹っ飛んだのが1年とちょっと前。やってきたのはラーメン屋。ラーメンなら焼肉のような煙やニオイも出ないだろうし、空きがちだった二階(私の隣の部屋)も仮眠室に使うというのでまずはメデタシメデタシと思ってました。ご主人と奥さんも「気がついたら何でも言ってくださいねー」ってニコニコしてたのだが・・・
 二階は休憩だけでなく、倉庫であり、麺を打つ場所であり、相手をしてくれない子供の遊び場であった。庭と一体化していた駐車場には巨大な冷蔵庫が建ち、仕事熱心な夫婦は一日に何十回と外階段を駆け上がり、駆け下りる。
 いちばんの問題点は、そのラーメンが佐野の青竹ラーメンであること。麺を青竹で踏むのである。床を補強したと言うが、アパート全体を補強したわけではない。熱心に麺を打った結果は、音ではなく振動になる。ちょうど震度2ぐらいの揺れが週に2回、午前と午後、それぞれ1~2時間ほど断続的に続く。
 音は耳栓をすれば小さくなるが、揺れは防ぎようがない。寝ていれば揺り起こされる、キーボード入力していればその手が震える。

 最初のうちは店が続くよう我慢していたが、それがいけなかったかもしれない。
 開店して数ヶ月して「改善して欲しい」と直接申し出たところ、「何も間違ったことはしていないし、こうすることを認められて入居している」との返事。ならば同じ住民なのだからとこちらも譲れるところは譲り、妥協点を見つけたいと切り出そうにもますます聴く耳持たず。
 しまいには、いつものように声を出して挨拶しても無視されるようになった。しかも、奥さんまでも。

 元々ラーメンを特別好きでも嫌いでもなかったが、隣のラーメン屋だけでなくどこのラーメン屋にも行けなくなった。隣のラーメン屋が潰れてはくれないかと願っている自分もイヤになったし、常に振動しているような感じでノイローゼになりかけた。
 今まで、何についても他人を介さず、当事者同士で解決(または妥協)してきた。しかし、今回はどうにも先に進めず、仲介業者である不動産屋に相談した。

 不動産屋の社長は話を親身になって聞いてくれ、先方とも何度も話をしてくれたようだ。しかし事態は悪くなる一方で、その社長までラーメン屋に無視されたり、陰口を言われたりするまでになった。
 ラーメン屋夫妻は二人とも私の歳下。職人気質も度を越すとこんなにもなるものか。最近はまったく行ってないけど、客商売ができているのか逆に心配になる。

 五月、旅先で不動産屋の社長から結論を聞かされた。今のやりかたを変えられないとのことだ。これからどうするか、つまり出て行くのか我慢して住み続けるかは、こちらが決めなければならなくなった。
 いくら気に入ってても、世界で一つ(かも)の揺れ続けるアパートに住み続けるという選択肢は私には無い。でも、このまま泣き寝入りはイヤだ。
 最後の矛先を、不動産屋に向けるしか無いのだろうか。
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by Hiko_23 | 2004-06-28 23:59 | 日記